着物染み抜き

衣類の染みは着物だけが特殊なわけでもなく保管しているだけで発生してしまう染みはあるのです。原因は目には見えていない汚れを放置して酸化させてしまう汚れや湿気が原因でできてしまう汚れもあるのです。呉服は洋服とは違い何十年と長く使用するものですので桐の箪笥に入っているからと安心してはいけません。

空気の入替えや虫干しをしないと着ていない着物であってもタラブルになってしまうのです。思い出のある高価な着物です。着用後や保管中のお手入れをすれば代々受け継いでいけるのです。大切な着物を末永く着用していただけるように当店はサポートさせていただきます。

着用時の新しい染み

食べこぼし・ファンデーション汚れ・血液・皮脂汚れ・花粉・お抹茶・コーヒー・ワイン・お酒など汚れは様々ですが付いたばかりの染みは成分を見極め職人の手で綺麗に落しますので綺麗に仕上ります。着用時は汚れないように気をつけているとは思いますが、汚れた時には焦らず水分だけをハンカチに吸い取るようにしてください。擦ったり叩いたりしてしまうと生地に汚れの成分が入りこんだりして落ちにくくなりますのでご注意ください。

保管中の古い染み

必ず変色しているのがファンデーション汚れを付けたままの保管で黒留袖は衿が白くなっていたり色物の着物は茶色くスジが残っています。洋服でもシーズンに去年のシャツを出した時、襟元が黄色くなっている事はありませんか?しっかりと汚れを落として保管しないと変色してしまうものなのです。着ていなくて汚れていない着物でも湿気が原因で染みのように変色はしてしまいます。絹の成分がたんぱく質なので保管状態が悪いとゆっくりと変色は進んでしまうものです。

タトウ紙は交換しているでしょうか?湿気から着物を守っているタトウ紙を交換していない場合にも変色は進んでしまうのです。知らない方がほとんどで着る機会が少ない時代だから仕方がない事なのですが、そのままの保管は着物にダメージを与えています。変色してしまった染みは時間がかかりますが綺麗に直す事ができますので諦めずにご相談ください。30年前の染みでも綺麗に仕上げます。他店で断られた着物でも一度、ご相談ください。

染み抜き作業の主な流れ

作業前の検査

数千枚もの着物を処置することにより経験を積み重ね生地や施しの劣化を判断しながら水溶性の汚れには水溶性の溶剤でテストを行い油性の汚れには油性の溶剤で同じようにテストを行います。丸洗いクリーニングも染み抜きクリーニングも同様にすべての施しには注意をして傷みが酷い場合には傷めない方法で処置をして蘇らせます。できる限り機械を使わず手作業で行うことによりダメージなく仕上げることができるのです。

汚れの成分の判断

染みには油性・水性・劣化による変色などのシミに分かれます。汚れの成分によって処置の仕方や使う溶剤も違いますのでこれまでの経験で判断します。

① 見て確認をする
② 触って確認をする
③ 水、溶剤を使用する

油性の汚れの落とし

油系の溶剤を使用して部分的に落としていきます。丸洗いクリーニングは油性の溶剤を使いますが、汚れがきつい場合には手作業でないと綺麗にすることができません。ファンデーションなどの汚れは予洗いで落としてからの作業ですが、染み抜きは部分的な油汚れを綺麗に仕上げる方法なのです。

水性の汚れの落とし

水や水性ソープでシミを綺麗にしていきます。水性ソープとは職人が長年の経験で溶剤を調合し独自の染み抜き剤を使用しています。プロの職人は誰よりも綺麗に仕上げるために試行錯誤を繰り返しながら完成させた特別な溶剤で綺麗に仕上げます。

変色シミの落とし

水や薬品を用いて変色部分を漂白し、元の色と同じになるように染料を調合して、刷毛・筆などで色掛けをして色補正をして復元します。

染みの確認
1、胡粉で柄に茶色い変色が多数みられます。虫干しをせずに数年、放置してしまうと湿気により酸化してしまう現象です。このままでは着る事ができませんので職人の技で綺麗に仕上げます。
シルクガンで部分的に汚れをタオルに移す
2、シルクガンという道具で不純物や水溶性の汚れを部分的に綺麗にします。超音波の力で着物の下に敷いてあるタオルに汚れを移します。
溶剤を用い染みを抜いていきます
3、漂白性の効果がある溶剤を使用してシミの部分を抜いていきますが、生地を傷めないようにスピーディーな作業が求められます。
コテを使い水分を蒸発させきれいに仕上げます
4、溶剤の汚れをシルクガンで再度取り除いた後、100℃近くある「コテ」と言われるもので水分を蒸発させ綺麗に仕上がて行きます。長年の変色シミは元通りの柄に戻りました。

 

ベテラン染み抜き師の紹介

染み抜き師着物の染み抜きをする職人たちは着物の染から勉強して知識を得なければシミは取り除くことができません。染め方も日々進化しておりますが、成分、施し、染め方など様々な知識を基に長年の経験でシミは綺麗になるのです。
職人がこれまでの経験で自分なりの溶剤を組み合わせ独自の染み抜き剤をもっています。これだけは企業秘密と言っていいのではないでしょうか?
自慢の腕利き職人です。他店で断られた着物でも自信をもって綺麗に致します。

 

着物の染み抜き事例

子供着物の古い染み
古い子供の着物染み抜き事例
着用時の口紅汚れ
着物に口紅の汚れクリーニングビフォア
振袖の変色直し
振袖の変色直しビフォア
25年前の振袖の染み抜き
25年前の振袖の染み抜きビフォア画像

 

着物の染み抜き料金表

着用時の染み

一ヶ所500円(税別)

古い変色染み抜き

一ヶ所800円(税別)から

染みレベル
酸化してしまった古いシミは生地・染め・変色の濃さによって料金と納期が変動しますので必ず見積もり後、お客様にご納得の上で作業を開始いたします。
【納期】7日(シーズンにより若干、変更があります。)

 

よくあるご質問

:染み抜きは自分でもできるのでしょうか?
:はい。ベンジンで落とす事も可能ですが、慣れていないと酷くなってしまう場合がありますのでご注意ください。

:昔のシミは綺麗に落ちるのでしょうか?
:染みの程度にもよりますが当店は古い染みを綺麗にする自信はあります。生地そのものが劣化してる場合には箔ボカシや柄足しなどで古い染みを綺麗に隠す事ができますので先ずはご相談ください。

:染み抜きと丸洗いの違いは何ですか?
:部分的に汚れを落とす事が染み抜きで全体を綺麗にしてシーズンオフなど当分着ない時には丸洗いですね。染みが多すぎると丸洗いより料金が高くなる事もありますのでご相談ください。

:茶道の稽古中にお茶のシミが付いてしまいました。自分で処置しても大丈夫?
:お茶などは草木ですので専門店でないと綺麗に落とせないと思います。着物の大半は草木染めの染料を使っていますので、お茶の汚れは染まったような状態なのです。無理に綺麗にしようとすると地色までダメージを与えますので専門手への依頼をお勧め致します。

:ファンデーションの汚れは染み抜きした方がいいですか?
:そうですね。最近のファンデーションは優れており漂白作用のあるものも多く出回っておりますので綺麗に染み抜きした方が安心です。

:血液(生理)で汚してしまいました。綺麗になりますか?
:綺麗に落とす事ができます。自分で処置をしないことでしょう。熱を加えたりしてしまうと取れない場合があるのです。

:雨の日に泥をはねてしまいました。落ちるでしょうか?
:泥が跳ねた場合はそのまま乾燥するまで放置してください。乾燥後、固形物だけを取り除けば後日、専門店への依頼をお願いします。

:汚れを自分で処置してみたら酷くなってしまいました。綺麗になりますか?
:擦って生地がすれてしまったり、輪ジミになってしまう事がよくあります。綺麗になりますが、処置が適切でないと料金が高くなる場合がありますのでご注意ください。

:裏地にシミがたくさんあるのですが、シミ抜きで綺麗になるのでしょうか?
:裏地のシミは変色によるものだと思います。変色は残念ながら胴裏の場合、染み抜きする事ができませんので胴裏の交換をお勧め致します。

:一度も着ていないのにシミがあるのですが何故ですか?
:付着した汚れではなく酸化による変色染みだと思います。着ていなかったり虫干しをしていなかったりすると茶色い染みの減少は現われます。

:染み抜きの見積りは無料でしょうか?
:染み抜きの料金は染みの状態で変わってきますので無料でお見積りさせていただきご理解いただいた上での作業となりますので安心です。

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