「成人式に行きたいけれど、車椅子での移動や会場の設備が心配」「体調や身体への負担を考えると、参加するのが難しい」。
成人式に行けない理由は、人それぞれです。
でも、成人式に参加できないからといって、成人のお祝いをあきらめる必要はありません。
振袖を着て記念写真を残したり、家族と一緒にお祝いしたり、成人式とは別の日に振袖を楽しんだり。ご本人の体調や身体の状態、ご家族の予定に合わせて、さまざまなお祝いの方法があります。
この記事では、成人式に参加できない場合の選択肢と、車椅子の方が無理なく成人のお祝いを楽しむための方法をご紹介します。
成人式に行けない理由は人それぞれ
「成人式に行きたいけれど、参加するのが難しい」「身体への負担を考えると、行くかどうか迷っている」。成人式に参加できない理由は、人によってさまざまです。
車椅子をご利用の方の場合、会場までの移動や段差、トイレなどの設備に不安を感じることがあります。また、長時間の外出や人混み、着付けなどが身体への負担になる場合もあります。
さらに、ご本人の体調だけでなく、ご家族や介助者のサポートが必要になることもあり、「家族に負担をかけたくない」と参加を迷う方もいるでしょう。
こうした理由があるからといって、無理をして成人式に参加する必要はありません。
大切なのは、「参加できるか」だけではなく、「本人が無理なく安心して過ごせるか」を考えることです。
そして、成人式に参加しない場合でも、成人のお祝いをする方法はたくさんあります。まずは、何が負担になっているのかを整理して、ご本人とご家族に合ったお祝いの形を考えてみましょう。
成人式に行けなくても、お祝いの方法はあります

成人式に参加できないからといって、成人のお祝いをあきらめる必要はありません。
振袖を着て記念写真を残したり、家族と一緒に食事をしたり、成人式とは別の日にお祝いしたり。ご本人の体調や身体の状態に合わせて、無理のない方法を選ぶことができます。
「成人式に行くこと」だけを目標にするのではなく、20歳という大切な節目を、どのようにお祝いしたいかを考えてみましょう。
次の章では、車椅子の方におすすめしたい3つの「成人のお祝い」のスタイルをご紹介します。
車椅子の方におすすめの「成人のお祝い」3つのスタイル

成人式への参加が難しい場合でも、成人のお祝いにはさまざまな方法があります。
ここでは、車椅子をご利用の方が選びやすいように、代表的な3つのスタイルをご紹介します。
① 成人式+記念撮影
会場のバリアフリー設備や移動、体調などに問題がなければ、成人式に参加するスタイルです。
式典への参加だけでなく、振袖姿での記念撮影も組み合わせれば、成人式当日の思い出を写真に残せます。
ただし、着付けから移動、式典、撮影まで長時間になることもあります。会場の設備や休憩できる場所などを事前に確認し、無理のないスケジュールを組むことが大切です。
② 前撮り・後撮り+家族のお祝い
成人式当日の参加が難しい方には、前撮りや後撮りを中心にしたお祝いがおすすめです。成人式とは別の日に振袖を着れば、ご本人の体調やご家族の予定に合わせて、ゆっくり撮影できます。
休憩をはさみながら撮影したり、家族みんなで写真を撮ったりすることもできます。「成人式には行けないけれど、振袖姿は残したい」という方にもぴったりの方法です。
③ 自宅・身近な場所でのお祝い
外出そのものが負担になる場合は、自宅や身近な場所で成人のお祝いをする方法もあります。家族で食事をしたり、振袖姿で記念写真を撮ったり、ゆっくり会話をしたり。
本人が安心して過ごせる場所なら、時間に追われることなく、その人のペースでお祝いできます。また、バリアフリーのレストランなど、無理なく移動できる場所を選ぶのもよいでしょう。
どのスタイルを選んでも大丈夫
成人のお祝いに「この形でなければいけない」という決まりはありません。成人式に参加することよりも、ご本人が無理なく、安心して楽しめること。
それを大切にしながら、ご本人とご家族に合ったお祝いのスタイルを選んでみてください。
「成人式に行かない」という選択も大切です
成人式は、必ず参加しなければならないものではありません。
「参加したいけれど、身体への負担が大きい」「移動や会場で過ごすことが難しい」などの場合は、「成人式に行かない」という選択も大切です。
成人式に参加しなくても、振袖を着て記念写真を残したり、家族でお祝いしたりすることはできます。
大切なのは、周囲に合わせることではなく、ご本人が安心して成人という節目を迎えられる方法を選ぶことです。
「みんなが参加するから、自分も行かなければ」と無理をする必要はありません。
参加するかどうかを迷ったときは、「成人式に行くこと」だけではなく、「本人にとって、どんな成人のお祝いが心地よいか」を考えてみましょう。
行かないという選択をしても、20歳の大切な思い出を残すことはできます。
振袖を着るなら、成人式の日でなくても大丈夫

「振袖は成人式の日に着るもの」と思っている方も多いかもしれません。
でも、成人式に参加できないからといって、振袖を着る機会までなくしてしまう必要はありません。
成人式とは別の日に振袖を着て、記念撮影をしたり、家族と一緒にお祝いしたりすることもできます。
特に車椅子をご利用の方は、成人式当日の時間や移動、人混みなどを考えると、ご本人の体調やペースに合わせて日程を決めることが大きなメリットになります。
車椅子に座ったまま着付ける
車椅子をご利用の方の場合、「振袖を着るのは難しいのでは?」と思われるかもしれません。車椅子の種類やお身体の状態に合わせて、座ったまま着付ける方法があります。
立ち上がることが難しい場合でも、無理に立って着付けをするのではなく、ご本人の身体の状態に合わせて着付けを行うことが大切です。
体調に合わせて時間を調整する
成人式当日は、着付けから移動、式典、写真撮影など、予定が重なりやすくなります。
成人式とは別の日であれば、休憩をはさんだり、撮影時間を調整したりと、ご本人の体調に合わせたスケジュールを組みやすくなります。
「その日にできること」を大切にしながら、無理のない時間で振袖を楽しみましょう。
前撮り・後撮りでゆっくり撮影する
成人式に参加しない場合でも、前撮りや後撮りという方法があります。成人式当日とは違って時間に余裕を持ちやすいため、ご本人のペースで休憩しながら撮影することができます。
車椅子に座ったままでも、振袖の袖や柄、帯などがきれいに見える角度を工夫すれば、素敵な記念写真を残せます。
「成人式の日」にこだわらなくても大丈夫
成人式に参加できなくても、振袖を着て成人の記念を残すことはできます。
- 体調のよい日を選ぶ。
- 家族がそろう日を選ぶ。
- ゆっくり写真を撮れる日を選ぶ。
そんなふうに、ご本人に合った一日をつくってみてください。
大切なのは、成人式の日に振袖を着ることではなく、ご本人が安心して振袖を楽しみ、成人という節目を大切な思い出として残せることです。
成人式に行けない場合、何を優先すればいい?
成人式に参加するかどうかを考えるときは、「どうすれば参加できるか」だけではなく、ご本人とご家族が無理なく過ごせるかを基準に考えてみましょう。
特に車椅子をご利用の方は、次の5つを優先すると、お祝いの方法を選びやすくなります。
① 本人がどうしたいか
まず大切なのは、ご本人の気持ちです。「成人式に参加したい」のか、「振袖を着て写真を残したい」のか、「家族でゆっくりお祝いしたい」のか。
周囲の「せっかくの成人式だから」という気持ちだけで決めず、本人が何を望んでいるのかを最優先にしましょう。
② 身体への負担が大きすぎないか
着付け、移動、式典、写真撮影など、成人式の一日は長時間になることがあります。
長時間同じ姿勢で過ごすことや、人混みの中で過ごすことが負担になる場合は、途中で休憩を入れる、参加時間を短くするなどの工夫が必要です。
無理をせず、本人の体調に合わせて予定を組みましょう。
③ 移動や会場の環境に問題がないか
参加する場合は、会場までの移動だけでなく、会場内の環境も確認しておきましょう。
- 駐車場から入口までの距離
- 段差や階段
- スロープやエレベーター
- 車椅子対応トイレ
- 休憩できる場所
などを事前に確認しておくと安心です。
④ 家族や介助者に無理がないか
成人式への参加には、ご家族や介助者のサポートが必要になることがあります。移動や着付け、会場での介助など、必要なサポートをあらかじめ整理しておきましょう。
ご本人だけでなく、一緒にお祝いするご家族も無理なく過ごせることが大切です。
⑤ 「参加すること」だけを目的にしない
成人式への参加が難しい場合は、無理に参加する方法だけを探す必要はありません。振袖を着て記念撮影をする、家族で食事をする、成人式とは別の日にお祝いするなど、選択肢はあります。
「成人式に参加する」ではなく、「本人らしく成人をお祝いする」ことを目的にする。
そう考えると、ご本人とご家族に合った方法を選びやすくなります。成人式に参加するかどうかに正解はありません。
本人の気持ちと身体の状態、移動や会場の環境、そしてご家族の負担を考えながら、無理のないお祝いの形を選んでみてください。
よくある質問(FAQ)
成人式に参加しなくても、前撮り・後撮りなどで振袖を着て、記念写真を残すことができます。
特に車椅子をご利用の方は、成人式当日ではなく、体調やご家族の予定に合わせて別の日に振袖を楽しむという方法もおすすめです。
成人式とは別の日に振袖を着て、ご本人の記念写真や家族写真を撮影することができます。
車椅子に座ったままでも、振袖の袖や柄、帯などがきれいに見えるように撮影方法を工夫できます。
成人式の日にこだわる必要はありません。
体調のよい日やご家族がそろう日など、ご本人が無理なく過ごせる日を「成人のお祝いの日」にすることも素敵な選択肢です。
立ち上がることが難しい方の場合も、車椅子に座ったまま着付ける方法があります。
大切なのは、無理に立って着付けをするのではなく、ご本人の身体の状態に合わせて安全に着付けることです。
自宅で食事をしたり、家族で記念写真を撮ったり、振袖姿をご家族に見てもらったりするだけでも、素敵な成人のお祝いになります。
家族みんなで着物を着て記念写真を撮るのもおすすめです。
ただ、成人式に参加することだけが、成人の思い出をつくる方法ではありません。
「振袖を着て写真を残したい」「家族と一緒にお祝いしたい」など、ご本人が大切にしたいことを中心に考えることで、自分らしい成人の記念を残すことができます。
参加したい気持ちがある場合は、会場のバリアフリー状況や移動、トイレ、休憩場所などを確認し、無理のないスケジュールを組みます。
参加そのものが負担になりそうなら、前撮り・後撮りや家族でのお祝いなど、別の方法を選んでも大丈夫です。
「参加する・しない」の二択ではなく、本人が安心して成人を迎えられる方法を考えてみてください。
まとめ
成人式に行けないからといって、成人のお祝いをあきらめる必要はありません。振袖を着て記念写真を残す、家族と一緒にお祝いする、成人式とは別の日に振袖を楽しむなど、お祝いの形は人それぞれです。
大切なのは、「成人式に参加できるか」ではなく、ご本人が無理なく、安心して成人という節目を迎えられること。
ぜひ、ご本人とご家族にとって一番心地よい「成人のお祝いの形」を見つけてください。
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