着物のお手入れをする時、長襦袢(ながじゅばん)のクリーニングを忘れていませんか?長襦袢には皮脂・汗といった様々な汚れが付きがちです。

専門店のクリーニングで、長襦袢のシミや汗汚れ、カビ等もスッキリと落としましょう。

着物専門のクリーニング店『ふじぜん』の長襦袢クリーニングメニューをご紹介いたします。

長襦袢

長襦袢にシミが付いたら「シミ抜き」を

長襦袢血液のシミ
着物の下に着る長襦袢(ながじゅばん)には、以下のような汚れが特に付きやすいです。

  • 半衿(はんえり)のファンデーションのシミ
  • 袖口(そでぐち)・半衿の皮脂汚れ
  • 生理による血液の汚れ
  • 裾(すそ)のドロ汚れ

これらの汚れをそのままにしておくと、変色やカビの原因になってしまうことも。着用後の長襦袢にシミや汚れを見つけた時には、早めに当店で「染み抜き」をしておきましょう。

最安500円~!リーズナブルな染み抜きメニュー

『ふじぜん』のシミ抜き料金は、500円玉程度の大きさのもので1ヶ所500円から。部分的なお手入れなので価格も控えめで、お気軽にご利用いただけます。

ガンコなシミもおまかせください

『ふじぜん』ではひとつひとつのシミの原因を特定し、それぞれのシミに最適な溶剤を使用しております。作業はすべて職人による手作業です。ご自宅では取れなかったシミ、他店では断られたシミ…長襦袢の取れないシミも、どうぞお気軽にご相談ください。

こんな時には長襦袢の「染み抜き」がおすすめです

  • お着物をよく着る、長襦袢をよく使う方に
  • 近々に着用予定がある場合に
  • 全体はキレイなのに、部分的にシミがついてしまった時に

普段遣いに着物を着る方、お茶のお稽古をされている方等、シーズン中に何度も長襦袢を使う方には特におすすめです。

保管する前には「丸洗い」で全体をスッキリ

数回着用した長襦袢や、しばらく着ることが無い長襦袢は、「丸洗いクリーニング」で全体の汚れを落としておきましょう。

『ふじぜん』の丸洗いならシミもキレイに!

一般的なクリーニング店の「長襦袢の丸洗い」では、ドライマシーンに入れて機械洗いをするだけ…ということがほとんど。この場合ですと、落ちる汚れは軽いホコリ汚れや皮脂汚れのみです。その他のシミ汚れは落とせず、別途「染み抜き」をする必要が出てきます。

しかし『ふじぜん』の長襦袢丸洗いでは、ドライクリーニングの前にていねいな手洗いによる予洗いを行っております。一般的な丸洗いクリーニングでは落とせない水性のシミは手作業にて綺麗に仕上げます。

変色したシミ・酸化によった変性しみ以外なら、丸洗いで長襦袢の汚れはほとんどキレイにすることができます。もちろん正絹(シルク)の長襦袢でも、縮みが起こる心配はありません。

半衿をはずさなくても良いからラク!

『ふじぜん』の長襦袢クリーニングでは、半衿をはずしていただく必要がありません。取り外し・縫い付けの手間がかからず、気軽に長襦袢をキレイにすることができます。

こんな時には長襦袢の「丸洗い」がおすすめです

  • 長襦袢を数回以上着用した時に
  • シーズンの終わり、長襦袢をしまう前に
  • しばらく着る予定が無い長襦袢を保管する時に
  • 振袖や喪服着物等の長襦袢を使用した後に
  • 保管していた長襦袢から湿気くささを感じた時に

迷った時には長襦袢の「丸洗い」をしておきましょう。振袖や七五三着物・喪服着物向けの長襦袢、一度着たら保管前に丸洗いをしておくと安心です。

汗をかいた時には「汗抜き」をしましょう

汗に含まれる塩分は、着物や長襦袢の生地である正絹(シルク)を傷ませる大きな原因です。汗の成分は「丸洗い」では落としきることができません。

長年の保管中に生地を変質させ、取れない汗ジミ・変色の元となります。

着物の中に着る長襦袢は特に汗を吸いやすいので、対策が必要です。着用中に汗をかいた時には、「汗抜き(汗取り)クリーニング」をしてみましょう。

『ふじぜん』の「汗抜き」で汗の成分をスッキリ

当店の汗抜きクリーニング(汗取りクリーニング)では、汗の成分を分解する特殊な洗浄液を使用します。洗浄液をワキや背中・胴回り等の汗をかきやすい場所に吹き付けて、適度に濡らしながら汗を吸い取る作業を繰り返します。

職人が手間のかかる作業をていねいに繰り返すことで、汗の成分をスッキリと除去。保管中に汗で長襦袢が変色するのを防ぎます。

こんな時には「汗抜き」がおすすめです

  • 夏場に着物を着用した時に
  • 緊張をして汗をかいた時に
  • 長襦袢の汗ジミ・輪ジミを見つけた時に
  • 夏向けの長襦袢をしまう前に

汗抜き以外に皮脂汚れ・お化粧品のシミ等が付いた場合には、「汗抜き」に別途染み抜きを組み合わせることをおすすめします。

保管中の長襦袢にカビが生えたら「カビ取り」を

「保管していた長襦袢を出したらカビ臭い」「長襦袢にカビが生えている」…このような「カビ菌」による長襦袢の被害は、一度発生してしまうとご自宅では根絶ができません。

カビ菌の根はとても深く、表面を取り除くだけでは繰り返しカビが生えてきてしまうのです。カビを放置すると取れない変色シミとなるばかりか、アレルギーや喘息等を引き起こす恐れもあります。

早めに当店の「カビ取りクリーニング」のメニューで、長襦袢のカビを取り除きましょう。

オゾン消毒でニオイも菌もスッキリ

当店の長襦袢のカビ取りでは、当店独自の配合率の溶剤やクリーニングソープを使用して、カビをていねいに除去していきます。

さらにオゾン消毒を行って、カビ菌の除去・不活性化も徹底。カビ臭いイヤなニオイをしっかりと消臭し、気持ちよく長襦袢に袖を通していただけます。

こんな時には「カビ取り」がおすすめです

  • 長襦袢からカビ臭いニオイがする
  • 長襦袢にフワフワした白カビが生えている
  • 長襦袢にポツポツと白・緑等の斑点がある
  • 一緒に保管していた着物にカビが生えていた

白・薄色(薄ピンク等)の色の長襦袢の場合、見た目ではカビになかなか気づけないこともあります。カビの発生の目安は「カビ臭さ」。ニオイが気になると感じたら、早めにカビ取りをしておくと安心です。

長襦袢クリーニングの料金

長襦袢(袷 / 単 / 絽)丸洗いクリーニング 6,600円(税込)
カビ取りクリーニング 11,000円(税込)
汗取りクリーニング 4,400円(税込)
着用時の新しい染み抜き お見積り
保管時の古い染み抜き お見積り
振袖用長襦袢丸洗いクリーニング 6,600円(税込)
カビ取りクリーニング 11,000円(税込)
汗取りクリーニング 4,400円(税込)
着用時の新しい染み抜き お見積り
保管時の古い染み抜き お見積り

※料金は全て税込価格です。
※染み抜きの料金はシミの大きさ・範囲によって変動しますので、事前に無料でお見積りをお出しします。ご予算に納得いただいてからシミ抜き作業に入りますので、ご安心ください。
※【お預かり期間・日数】7日(シーズンにより若干、変更があります。)

よくあるご質問

Q.長襦袢のクリーニングの頻度はどれくらいが良い?
A.長襦袢の「丸洗い」のクリーニング頻度は、「4~5回使用したら1回」といったペースで良いでしょう。毎回長襦袢を丸洗いする必要はありません。ただし「今後に着る予定が無い」「しばらく長く保管する」という場合には、長襦袢を一度だけ使用した後でも「丸洗い」をおすすめします。皮脂汚れ等が残った状態で長期保管をすると、長襦袢が茶色く変色してしまうためです。
Q.クリーニングに出す時、長襦袢の半衿ははずす?
A.当店ふじぜん の長襦袢クリーニングでは、半衿(半襟)はつけたままで洗うことができます。クリーニングに出す際には、半襟は取り外しをせず、長襦袢をそのまま畳んでお渡しください。一般的な白い半襟はもちろん、刺繍半襟も取り外さずに洗えます。
Q.長襦袢は自分で洗うことができませんか?
A.長襦袢は、ご自宅でも洗濯等のお手入れをしてただけます。ただ、ご自宅での洗濯では以下のようなプロセスがあるため、慣れない方だと作業がかなり難しいのです。
1)半衿をはずす・縫い付ける:ご自宅の洗濯では「半衿(はんえり)」は必ずはずす必要があります。つけたままで洗えません。次回の着用前には再度キレイに縫い付ける必要があります。
2)アイロンをかけて伸ばす:特に正絹(シルク)は水洗いをすると相当に縮み、小じわが寄ります。そのため、アイロンで強力に伸ばして形を元に戻さないと、縮みが戻りません。一般的なワイシャツ等のアイロンがけに比べて、とても難しい作業です。やり方によっては縮み・小じわが戻りません。
万一アイロンがけに失敗してサイズが縮んだ場合、その長襦袢は専門店でも元に戻すことができません。高額な正絹(シルク)の長襦袢をダメにしてしまう可能性が高いのです。正絹の長襦袢、大切な長襦袢は、無理にご自宅でお洗濯をなさらず、専門店にご依頼いただくことをおすすめします。
Q.成人式や七五三の振袖用長襦袢、クリーニングするべき?
A.下記のような礼装用の着物に合わせる長襦袢は、着用回数が少なくてもクリーニングに出した方が安心です。
・成人式に着た振袖
・成人式に着た訪問着や留袖
・喪服着物
・七五三着物
礼装向けの長襦袢は着用する機会が少ない分、保管する期間が長期になりやすく、しまう前にキレイにしないと黄変やカビのトラブルが起きやすいのです。特に振袖用の長襦袢は、専門店でお手入れした方が良いでしょう。振袖長襦袢は振袖の長いソデにピッタリ合うように採寸されています。ご自宅でのケアで少しでもソデの長さが縮むと、見た目がとても悪くなるのです。縮みやシワ等が起きる心配の無い「専門店のクリーニング」におまかせください。
Q.保管中の長襦袢にシミや黄ばみが。丸洗いで落ちる?
A.長襦袢の茶色いシミや黄ばみは、皮脂や塩分等がゆっくりと酸化して生まれた古いシミ(茶変・黄変)の可能性が高いです。このシミは丸洗いだけでは落としきれません。専門的な漂白作業が必要となるので、当店の「シミ抜き」メニューをご利用くださいませ。なお、シミ抜きは状態や範囲によって料金が変動します。シミ抜き料金がいくらになるかのお見積りは無料でお出ししますので、お気軽にご相談ください。
Q.長襦袢クリーニング、どのメニューを選べばよいかわかりません。
A.汗抜きをした方が良い?丸洗いでいい?このシミはカビ取りした方がいいの?シミ抜きで取れる?長襦袢のクリーニングのメニュー選びに迷った時には、当店の相談サービスをお気軽にご利用くださいませ。当店ではプロの着物診断士が、メール・電話(フリーダイヤル)・LINEでのお問い合わせを受け付けております。メールやLINEでの問い合わせ受付は、24時間年中無休です。お客様の長襦袢の状態に合わせた、最適なお手入れ方法をご提案いたします。

吉原ひとし


着物ケア診断士 吉原ひとし


着物の染み抜きやお直しをする場合、加工内容や料金は検討がつかないと思います。お近くに専門店があれば安心ですがシミや汚れを見てもらったが、無理だと言われ諦めてしまう方が多いのです。遠方にお住まいの方はお電話又はメールでご相談いただければ、無料にてアドバイスさせていただきます。クリーニングやお直し以外でも着物の事ならお気軽にご連絡ください。 初めてご訪問の方へ

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