「着物にシミを付けてしまった」「タンスから出した着物に原因不明のシミが…」大切な着物のシミや汚れにお困りではありませんか?当店『着物ふじぜん』は創業明治39年、着物クリーニングや染み抜きを長年扱ってきた専門店です。

目次
着物の染み抜きとは?
着物の「染み抜き(しみぬき)」とは、着物の汚れた部分(シミがついた部分)をピンポイントでキレイに処置する専門的なお手入れの方法です。
- 食べこぼしでシミをつけた
- 着物にファンデや口紅を付けた
- 自分で着物のシミ抜きするのは不安
- タンスから出した着物に古いシミや変色を見つけた
- 自分で行うシミ抜きを失敗してしまった
こんな時には「シミ抜き」で着物のトラブルに早めに対処しましょう!
「ふじぜん」シミ抜き4つの特徴
1.専門の職人が手作業でシミ抜き
着物クリーニング専門店『着物ふじぜん』では、専門の職人がシミ抜きを行います。この道で何十年も着物の染めや織りから勉強してきたベテラン職人が、一点一点異なるシミに手作業で取り組んでいくのです。
長年の経験で培った知識と独自に組み合わせた溶剤が、お客様の着物を美しく蘇らせます。
2.血やコーヒーの汚れも!幅広いシミに対応
着物に付くシミには様々な原因があり、対処法や落とすための難易度も異なります。当店ではシミの原因をしっかりと特定し、幅広いシミ抜きに対応しています。
【タンパク質系シミの例】
- 血のシミ
- 母乳のシミ
- よだれのシミ
タンパク質汚れは熱で固まりやすく、ご家庭でのシミ抜きでは落ちにくい汚れです。しかし早めにプロに任せればスッキリ!技術力の差を感じられることでしょう。
【水溶性シミの例】
- コーヒーのシミ
- お酒のシミ
- 抹茶のシミ
- ワインのシミ
一見落ちやすそうに見えますが、色素が多く取れにくい汚れです。ご家庭で無理に汚れを落とそうとすると着物本来の地色が抜けることも。プロに任せれば安心です。
【油溶性シミの例】
- ソース、マヨネーズのシミ
- ファンデーションのシミ
- 口紅のシミ
油の多い汚れはあとから「油シミ」として浮き上がってきたり、変色の原因となることも。早めに汚れをしっかり落とすことをおすすめします。
【その他の汚れ】
- 泥ハネ、泥汚れ
- ボールペン、筆記具による汚れ
- 花粉のシミ
- 原因不明のシミ
花粉やインク等、対処が難しいシミについてもお気軽にご相談ください。原因不明のシミについてもプロの診断士が丁寧なテストで原因を特定し、最適な方法を探していきます。
※時間が経ったシミや色素の多いシミの場合、漂白や染色補正での対処が必要となる場合がございます。
※ペンキによる汚れ等、汚れの除去が完全にできない場合がございます。
※ご家庭での自己流シミ抜きに失敗した跡等には、対処できない場合がございます。
3.30年以上前の古いシミや黄変もOK
「着物をタンスから出したら、原因のわからない茶色いシミ」「着物があちこち黄ばんでいる」…こんなことはありませんか?
着物に残った皮脂等の汚れは、長い時間のうちに酸化して黄ばみや茶色っぽい変色シミになります。このようなシミは「黄変(おうへん)」と呼ばれます。また、見逃していたシミが繊維に強く絡みつき、取れにくい汚れへ変化していることもあります。
このような古いシミや黄変は、他社の着物クリーニングでは「汚れが落とせない」と断られることも。しかし『ふじぜん』では、黄変を取る「黄変抜き」や30年前の古いシミを落とす専門技術をご用意しています。諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
※着物の繊維が経年劣化で脆くなり漂白に耐えられない等には、シミ取りができない場合もございます。
4.1ヶ所500円~!リーズナブルな価格設定
「着物のクリーニングは高い料金がかかる」と思いこんでいませんか?『ふじぜん』の着物のシミ抜き料金(新しいシミの場合)は、500円玉程度のサイズであれば1ヶ所550円(税込)です。全体的な汚れが少ない場合には、シミ抜き料金だけで着物をキレイにすることもできます。
リーズナブルな料金で着物をキレイにしたい時にもピッタリです。
『ふじぜん』着物シミ抜きの流れ
1.お申込み
お申込みフォームまたはお電話(フリーダイヤル)にてご依頼ください。
2.着物を送付
お申込み後、着物を当店まで宅配便でお送りいただきます。
(お近くの場合は店頭でのお見積りも可能です。)
3.検品

今回の例では胡粉や柄に茶色い変色が多数みられました。虫干しをせずに数年、放置してしまうと湿気により酸化してしまう現象(黄変)です。
4.お見積り

お見積りは完全無料ですので、お気軽にご相談ください。
5.シミ抜き作業

6.漂白作業

7.仕上げ

8.お渡し

ベテラン染み抜き師の紹介

日々進化する染め方や汚れの原因について知識を深め、さらに長年の経験を積んだ結果、着物のシミは綺麗になるのです。
当店でシミ抜きを行う染み抜き職人は、これまでの経験で自分なりの溶剤を組み合わせ独自の染み抜き剤をもっています。これだけは企業秘密と言っていいのではないでしょうか?自慢の腕利き職人です。他店で断られた着物でもぜひお気軽にご相談ください。
着物の染み抜き事例
大島紬の変色染み


長年タンスにしまっておいたという大島紬です。全体に茶色いシミがあり、特に襟には濃く大きなシミがありました。昔に付けたシミが湿気を含み酸化してしまったと思われます。
酸化したシミには漂白性の溶剤を使う作業が必要です。しかし着物の中でも紬の漂白は難しい作業となります。先染め(糸を染めてから織り上げる)のために裏表が無く高級な紬を傷めることの無いよう、繊細かつ慎重な作業が求められます。難しい作業でしたが、無事にシミを落とすことができました。
これだけ酸化シミが多い場合、一般的なお店では「洗い張り」という、着物を一度ほどいて洗う作業を行うものです。しかしそれでは費用がとても高くなってしまうのが問題。当店ではお客様のご負担を減らすべく、着物をほどかず仕立て上がったままの状態で染み抜きを行いました。
振袖長襦袢の血液シミ


お友達の結婚式に苦労して着たという振袖。生理になってしまい、注意はしていたものの長襦袢にシミを付けてしまったそうです。振袖も検品しましたがシミは付いておらず、長襦袢だけのお手入れとなりました。
血液汚れ等のタンパク質汚れは「丸洗いクリーニング」だけでは落ちないため、シミ抜きでの対応となります。早めにご相談いただいたので、スムーズに長襦袢の血液汚れを落とすことができました。
着物の生理による汚れはお店に持ち込みにくいかもしれませんが、自分で拭いたり濡らしたりすると、後からではシミが取れなくなってしまうことがあります。血の汚れが付いたら、さわらずに早めにお店にご相談ください。
紬訪問着の嘔吐物汚れ


お祝い事の着用時に嘔吐してしまい、着物の一部を汚してしまったとのこと。しかし汚れの範囲が小さいですし、近々にご着用の予定もあるとのことで、部分的な「シミ抜き」でのお手入れをおすすめしました。
『ふじぜん』のシミ抜き料金は1ヶ所(500円玉大の場合)で500円。リーズナブルな価格でお手入れが可能です。汚れが少ない場合にはお安くお手入れできますから、「汚した!」と気づいた時に早めにご相談いただくのが一番です。
訪問着に味噌汁のシミ


大胆に味噌汁をこぼしたシミです。このような広範囲のシミは生地だけでなく縫い目の糸にも染み込みます。また温かい味噌汁をこぼしたので熱がくわわり、通常のシミに比べて取れにくくなっています。
このような広範囲のシミについては、部分的に汚れを取り除くだけだと繊維や糸等に汚れが残り、保管中に着物が激しく劣化する可能性が高いです。そのため洗い張り(着物をほどいて水洗いし、反物に戻す作業)を行ってから、お仕立て直しをしました。
シミの範囲・状態によっては、最適なお手入れの方法が違ってきます。そのため当店では必ず事前に着物を実際に検品してから、お手入れの内容やお見積もりのご案内を差し上げるようにしています。
ソースのシミが輪ジミに


着物に付いたソースのシミを「自分でシミ抜きしよう」とハンカチを濡らしたたいた結果、シミをどんどん広げてどうすることもできなくなったというシミです。最初は2ミリ程度のシミだったそうですが、水を使ったことで広範囲の輪ジミになってしまいました。
当店でなんとかキレイにすることはできましたが、シミ抜きの料金はシミが大きくなるごとに高くなってしまいます。最初に手を触れない状態で持ってきて貰えれば500円で済んだのに!もったいないですよね。
着物を汚してしまったら、水分だけを優しく吸い取り、できるだけ早くお店に相談してもらうのが一番です。
子供着物の古い染み
七五三等で昔の着物を子や孫に着せようとしたら古いシミが付いていた…このようなご相談も多くいただきます。七五三前にはシミ抜きのご依頼も増えるので、早めにご相談いただけるとありがたいです。
着用時の口紅汚れ
着物に口紅やファンデーション等の汚れが付いたら、できるだけ触らず早めにお店に持ち込みましょう!早くに対処すれば、安い料金でこんなにキレイにシミを落とすことができますよ。
振袖の変色直し
大切な振袖にできていた広範囲の変色。対処の難しいシミでしたが、長年の培った経験で新品のようにすることができました。
25年前の振袖の染み抜き
昔の思い出の着物、ママ振袖・姉振袖として受け継がせたい振袖…そんな大切な着物に、シミができてしまっていることも。昔の着物のシミ抜きは断ってしまうお店も多いですが、当店ではできうる限りご相談を受け付けています。
染色補正でシミをカバーする方法も!
着物やシミの状態によっては、シミ抜き作業では着物を元の状態に戻すことが難しいケースがあります。
【例】
- 生地が弱っていて漂白に耐えられない
- 染料が脆くなっていて漂白に耐えられない
- 変色シミが着物全体に広がっている
- シミの色素で染まっていて、漂白すると地色が抜ける 等
このような場合でも、染色補正でシミをカバーする方法があります。
色掛け
地色を今までより深い色に染める方法です。
柄足し
現在の柄に似た柄を描き足してシミをカバーします。
箔直し・金彩加工
変色した金箔・銀箔部分に金粉・銀粉等で加工し目立たなくしていきます。
この他、シミに対処する方法は多種多様にございます。当店『着物ふじぜん』では専門の染色補正士による最適なプランのご案内が可能です。
着物の染み抜き料金表
着用時の染み | 一ヶ所 550円(税込) |
---|---|
古い変色染み抜き | 一ヶ所 880円(税込)から |
※料金は全て税込価格です価格です。
※シミの大きさ・変色の濃度によって、料金は変動します。
※【お預かり期間・日数】7日(シーズンにより若干、変更があります。)
※繁忙期には通常よりお時間をいただくことがございます。
※シミの状態によっては納期が伸びる場合がございます。
着物の染み抜き料金について関連ブログ記事
着物シミ抜き料金相場+相場だけで決めるとソンする4つの理由
無料で事前にお見積り!
『ふじぜん』ではお預かりした着物の状態をチェックし、作業前にお客様にかならずシミ抜き予算のお見積りをお出しします。お客様にご了承いただく前にシミ抜き作業に入ることはありません。
シミ抜き料金にご納得いただいてから作業をいたしますので、ご安心ください。
着物染み抜き お客様の声
着物染み抜き よくあるご質問
- Q.着物丸洗いとシミ抜きはどう違いますか?
- A.当店の場合には、着物全体をキレイにするのが「丸洗い」、部分的な汚れを取るのが「シミ抜き」です。部分的なシミ汚れを取りたい時、古い変色によるシミを取りたい時に「シミ抜き」をご利用くださいませ。ちなみに一般的なクリーニング店の場合には、考え方が異なります。他店の「着物丸洗い」はドライクリーニング処理のみ(油溶性溶剤を使った機械洗い)なので、軽い油溶性汚れしか落とせません。水溶性汚れ等は別途「シミ抜き」で落とす必要があります。
つまり他店の「シミ抜き」は、丸洗いのオプションサービス。丸洗いを頼む時に、同時にシミ抜きも依頼する必要があるのです。しかし『ふじぜん』の着物丸洗いであれば、手作業でのていねいな丸洗いを行うため、丸洗いだけで油溶性・水溶性の両方の汚れを落とせます。劣化による変色シミがなければ、「丸洗い」と「シミ抜き」をあわせてご依頼いただく必要はありません。 - Q. 着物丸洗いとシミ抜きどちらにするか迷います。
- A. 丸洗いとシミ抜きは、以下のような点を目安に使い分けるのがおすすめです。
● シーズンの終わり・長期的に保管する前→着物丸洗い
● これからしばらく着る予定が無い場合→着物丸洗い
● シーズン中でまだ着用予定がある→着物シミ抜き
● 全体的にはキレイだがシミがついた→着物シミ抜き
● 古い変色によるシミ、黄ばみ、黄変シミがある→着物シミ抜き
着物を着るご趣味があり、ワンシーズン中に何度も着物を着ることがある…という場合には、部分的なお手入れである「シミ抜き」の方が手早く安上がりです。反対に、成人式の振袖や七五三着物・喪服着物等、その後にしばらく着ない着物は「丸洗い」で全体の汚れを落とした方が保管中の変色も防げます。メニュー内容をお悩みの場合には、メールやフリーダイヤルでご相談も承っています。きもの診断士がご相談を受け付けますので、お気軽にご相談くださいませ。 - Q.着物のシミ抜きは自分でできませんか?
- A.シミの種類や状態によっては、ご自宅でシミ抜きをすることは可能です。ただ、以下のようなシミの場合には無理にシミ抜き処理をすることをおすすめできません。
● 血液のシミ(タンパク質系のシミ)
● ワインのシミ
● 抹茶やお茶、コーヒーのシミ
● 直径3~5センチ以上の大きなシミ
● いつ付けたかわからないシミ(古い酸化したシミ)
● ベンジンを使用するシミ抜き(油溶性のシミ) 等
「無理にシミを落としたら汚れが広がった」「汚れが取れずにこすったら、着物の地色が落ちた」「輪ジミが取れなくなった」といったシミ抜きの失敗のご相談を多くいただいております。ご自分での処理に失敗して汚れが広がると、シミの範囲が大きくなり、当店でのシミ抜き処理の料金が高くなってしまいます。
また、ベンジンの間違った使い方で色ハゲ・色落ちが起きた場合には、専門の職人による色補正が必要となり、ますます料金が上がります。シミが小さく落としやすい状態のうちに、当店までご相談いただくことをおすすめします。 - Q.襟元の白い汚れはファンデーション?シミ抜きした方が良い?
- A.襟元の白い汚れは、ほとんどの場合ファンデーションの汚れです。「ほんの少しだから」と汚れを放置すると、ファンデーション成分で着物の地色が漂白され、色抜けが起こってしまうことがあります。ファンデーション汚れはシミ抜きで落とせますので、気づいた時にお早めに「シミ抜き」をご利用ください。
- Q.着物の裏地にたくさんのシミ。シミ抜きで落とせますか?
- A.着物の裏地(胴裏・どううら)にあるシミは、酸化による変色シミである可能性が高いです。胴裏の生地は非常に薄くデリケートなので、残念ながら変色シミ用のシミ抜き(漂白処理)を施すことができません。変色した裏地(胴裏)をキレイにしたい場合には、胴裏の生地の交換をおすすめします。当店でも胴裏(裏地)の交換サービスを承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
胴裏(裏地)の交換サービスの詳細はこちらです - Q.着物の染み抜きにいくらかかりますか?
- A.シミ抜きの料金は、「シミの数」「シミの大きさ」「シミの古さ」等によって変動します。そのため、申し訳ありませんが着物の現状を見てからでないとシミ抜き料金をお伝えできません。『ふじぜん』では、シミ抜き料金の見積もりを無料で受け付けています。一度当店までお着物をお持込いただくか、宅配便でお送りくださいませ。
- Q.料金に納得出来ない時はキャンセルできますか?
- A.シミ抜きのお見積り後、予算が合わずキャンセルとなった場合でも、お見積りの料金は無料です。お気軽にご相談ください。