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知っておきたい半衿の選び方・洗い方

半襟

襟からチラッと見せる「半衿(半襟・はんえり)」。着物が気軽にクリーニングできなかった昔には「襟の汚れカバー」という意味合いが強かったのですが、現在ではオシャレを楽しむための小物となっています。

でも「どの半衿を選んだらいいかわからない」「白い半衿の汚れが気になる」等、着物に慣れない人にとっては難しいアイテムでもありますね。ここでは半衿の選び方や自宅でのお洗濯の方法について、わかりやすく解説していきます。

半衿の選び方

半衿の種類

白の半衿

最もスタンダードな半襟です。
結婚式やお葬式に礼装として着る留袖、結婚式に着る振袖の場合には白い半襟を着用するのが基本となります。

柄入・色物の半衿

ビーズ刺繍やレースの半衿等もあり、おしゃれさをアップさせてくれる存在です。
成人式に着る振袖や、アンティーク着物等でお出かけをする時には、いつもと違う半衿で個性を演出してみましょう。

半衿の素材

半襟は絹・化繊・ポリエステル等の素材から作られています。
「着物が初めて」という人は「お手入れ」という観点から選んでおくと良いでしょう。

着物をよく着る予定がある人、半衿を外して自分で洗いたい人には、お手入れが簡単なポリエステル素材がおすすめ。反対に「着物は滅多に着ないし、自分では洗わない」という人ならば、長襦袢に半衿を付けたままでクリーニング店に出せますから、どんな素材でも大丈夫です。

半衿の価格

半衿には様々な価格帯のものがありますが、以下の価格帯であれば妥当と言えます。

・ポリエステル素材の場合:1,000円~1,500円
・正絹の場合:2,000円~3,000円

「とにかく高級品を買わなくては!」とムリする必要はありません。しかしあまりにも安い半衿は長襦袢に縫い付けづらい上、着た時に襟が波立ち、美しく見えない場合があります。反対に襟元にこだわった着物姿は品が良く、一段キレイに見えるのです。

「衣紋抜き」でさらにキレイに!

「衣紋抜き」(えもんぬき)とは、衿の後ろ部分に付けるアイテム。長時間着物を来ても襟元が崩れないので、着物をキレイに着るためには大切な存在です。

価格も500円~800円程度ですし、半衿を長襦袢に付けるときに依頼をすれば、カンタンに仕上げて貰えます。半衿選びの際には、「衣紋抜き」の存在も忘れないでおきましょう。

 

半衿のお手入れ

着物を着ると必ず汚れる部分である半衿。自分で洗うことができればクリーニングに出す頻度も減り、お財布も助かりますね。生地の種類をよく確認して、適切なお手入れを行いましょう。

素材を確認します

・正絹(絹):必ず「手洗い」で洗います。
・ポリエステル・化繊等:洗濯機洗い(ネット洗い)が可能です。

※レース素材、刺繍半衿、縮緬半衿、金箔・銀箔を使った半衿は水洗いでの縮みが激しく、また風合いが失われる可能性があります。専門のクリーニング店に依頼してください。

洗濯機洗いの場合

1)半衿を長襦袢から外します。
2)半衿をネットに入れます。半衿の大きさに合ったネットを選びましょう。
3)「手洗いコース」等の柔らかい洗い方設定がある場合、それらの設定を行った方が理想的です。
縮みの原因となりますので、洗濯にお湯は使わず水を使用します。
4)中性洗剤を入れて洗濯を開始します。
5)濯ぎ時には柔軟剤、もしくはヘアリンスを少量使うと風合いが保てます。
6)洗濯機での脱水は行わず、濯ぎ終了後にタオルで挟むように脱水します。
7)濡れている状態で、アイロンがけを行います。生地を引っ張るようにアイロンで伸ばし、半乾きの状態にします。
8)ハンガーにかけて形を整え陰干します。

手洗いの場合

1)半衿を長襦袢から外します。
2)洗面器等に水を張って中性洗剤を適量溶かします。
熱いお湯を使うと縮みの原因となりますのでご注意下さい。
3)半衿を水に漬け、力をいれずに柔らかく洗います。
汚れの激しい部分は軽くつまんで洗いましょう。
特に色ものの半衿の場合、擦れによって色落ちをする可能性がありますので、摩擦を起こさないように優しく洗います。
4)水で一度濯ぎます。
5)洗面器に再度水を張って柔軟剤もしくはヘアリンスを少量入れ、半衿を漬けます。
6)もう一度水で濯ぎます。
7)乾いたタオルで半衿を挟み、抑えるように脱水します。
8)濡れている状態で、アイロンがけを行います。生地を引っ張るようにアイロンで伸ばし、半乾きの状態にします。
9)ハンガーにかけて形を整え陰干します。

高い着物を着ていても、半衿が汚れていれば着物姿は台無し。反対に昔の着物でも半襟などのポイントをクフして着こなせば、とても素敵な着物姿になります。せっかくの着物姿を一段素敵にするために、ぜひ半衿にこだわってみてくださいね。

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