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お宮参りの着物、レンタルと購入ではどちらがオトク?メリット・デメリットを比較してみました

お宮参りの着物

赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事である「お宮参り」。お子さんにとって生まれて初めての大切な行事ですから、準備を万端に整えて臨みたいものですね。でもお宮参りの祝い着(お着物)について、「借りた方が良いのか、買った方が良いのか…」と悩んでしまい、なかなか準備が進まないという方も多いようです。ここではお宮参りの着物をレンタルする場合、購入する場合、また最近人気の「お父様・お母様が昔に使っていた着物を活用する場合」の3つの方法について、それぞれメリット・デメリットを解説していきます。最適な方法を選ぶための参考にしてみましょう。

お宮参り着物をレンタルする場合

お宮参り着物レンタルのメリット

万一汚してしまっても安心

多くのレンタル着物では、レンタル料金内に汚れた場合のクリーニング代金等を含めた保証制度が付いています。大きく破ってしまった、目立つような大きなシミを作ってしまった…というような場合には別途料金が発生するケースもありますが、通常の使用に範囲であれば汚れ等を気にする必要がありません。

小さな赤ちゃんが触れる祝い着は「ちょっと汚してしまった」となる可能性も大。小さなシミやハネ程度であればレンタル料金内で対処してもらえる借り着であれば、グッと気楽に催事を楽しむことができますね。

費用は購入よりも経済的

お宮参り着物のレンタル料金は、お着物の質・レンタル時間・コース内容等によってもかなり異なります。しかし相場は5,000円~12,000円程度であり、購入をする場合に比べればかなり経済的です。

撮影セットで更にオトクになることも

レンタルと撮影をセットにしている写真館等の場合、一定金額以上の写真撮影契約を行うことで衣装レンタル代が無料となることもあります。

お宮参り着物レンタルのデメリット

選択肢はかなり狭め

昔に比べれば選択肢が広がっているレンタル着物。しかしそれでも、購入するのに比べれば祝い着の選択肢はかなり狭まってしまいます。色・柄にこだわりがある方の場合、「これがうちの子に似合う!」と思える着物が見つからない可能性も考えられるでしょう。

色・柄がかぶる可能性は高い

レンタル着物では、基本的にどの施設でも「その頃に人気のある色・柄」を取り揃える傾向があります。また人気柄・人気色1種類~2種類にレンタル予約が集中する傾向も高いようです。「お宮参りに行ったら、他の子が来ている祝い着が同じ色柄だった」「後から友達と写真を見比べたら、友達の家の子と祝い着がかぶってしまった」というケースも最近では多く報告されています。

キャンセル代・延滞料金が発生する

レンタル業者によっても契約内容には違いがありますが、多くの着物レンタル業者ではキャンセル代金が発生します。一週間前までのキャンセルで10%・一週間前以降で20%といった事前キャンセル料が発生する業者もありますし、前日・当日キャンセル料金を100%としている業者も珍しくありません。

小さな赤ちゃんが主役である「お宮参り」の場合、当日に赤ちゃんの具合が悪くなりお宮参りが行えないという可能性も十分に考えられます。「今日がダメだったから明日・明後日」と日延をすれば、今度はそれだけ延滞料金も発生してしまうのです。キャンセルや延滞を繰り返せば、購入と変わらない程に費用が嵩んでしまう可能性もゼロではありません。

 

お宮参り着物を購入する場合

お宮参り着物を購入するメリット

選択肢はレンタルより広い

お宮参り着物を購入される場合には、選択肢は無限と言ってもよいほどに広くなります。色や柄、織り等を十分に吟味されて、ご家族皆様が納得される「理想の一点」を見つけることもできるでしょう。

家紋を入れて貰える

男児の場合、お宮参りの祝い着には家紋を入れることが定番となっています。(※地方によっては家紋についての考え方に違いがあります)ご購入の際に、家紋入れを無料サービスとする呉服店も珍しくありません。レンタルとは異なり、我が家の家紋を入れられる点を重要と考えられる方も多いようです。

七五三やお祝い事に着回せる

購入された着物は、お正月の晴れ着として、またお食い初めの時等にも使うことができます。また腰上げ・肩上げをされることで七五三の着物(三歳のお祝いの際)としても使用可能です。

お宮参り着物を購入するデメリット

費用がかかる

近年のお宮参り着物では割引販売が行われることも増え、価格帯には開きが出るようになっています。とは言えお宮参り着物のセット価格は標準的なもので3万円~5万円程度。織り・柄等に趣向を凝らしたものですと7~8万円にはなりますし、更に高いものでは10万円、20万円といったものも珍しくありません。レンタルや昔の着物を活用される場合に比べれば、出費が嵩む可能性は高いでしょう。

使用後のお手入れをする必要がある

着用した着物は、着た時の汗・水分を飛ばすために陰干しし、汚れ・シミ・ハネ等が無いかをよくチェックして、汚れがあればその処理もしなくてはなりません。脱がせた祝い着をサッと畳んでしまっておけば、残った水分や汚れが変色やカビ・虫食いといったトラブルの原因となってしまうこともあるのです。お着物のお手入れの知識をある程度は知っておく必要が出てきます。

保管場所・虫干しが必要になる

使用をした祝い着はタトウ紙に包み、防虫剤や乾燥剤等と一緒に平らに保管をします。桐たんす等の「和ダンス」に保管をしておくのが最も理想的です。箪笥が無い場合、和装着物専用の保存袋(もしくは保存箱)を準備し、シワやカビといったトラブルが起こりにくい風通しの良い場所に保存をします。また一度保存をすればOKではなく、年に最低一度は虫干しをして風を通し、虫害やカビの発生を防ぐ必要もあります。

 

昔の着物を活用する場合

昔の着物を活用するメリット

色柄がかぶる心配が無い

お父様やお母様等のご家族がかつて「祝い着」として使用されていた着物であれば、色柄が他のご家庭のお子様とかぶる心配はありません。昔の着物の場合には伝統的な古典柄が使用されていることが殆どで、生地・織り等の品質が平均的に良いため、購入で安い品物を買うよりもグレードの高い装いができる可能性も高いです。

思い出の品物が復活する

お父様・お母様がかつてお宮参りに使われたお着物を、そのお子さんが使われる…かつて祝い着を準備されたお祖父様・お祖母様にとって、これほどの喜びは無いことでしょう。親から子へ、子から孫へと時代を越えて受け継ぎながら着ることができる「着物」は、日本ならではの伝統ある文化と言えます。お着物文化を大切にするという意味でも、昔の着物を復活させることは理にかなった行為なのです。

状態が良ければ費用は無料

お着物にシミや汚れ・カビといったトラブルが起きていなければ、お宮参りの祝い着にかかる費用はゼロ円です。お祝い着の費用分を祝賀会に回したり、祝い着分のお金をお子様の成長のために取っておくということもできますね。

昔の着物を活用するデメリット

小物類が無い場合には準備する必要がある

お宮参りの着物では、赤ちゃんの帽子(フード)やよだれかけ、初着の紐につけるお守り等の小物類も必要になります。一式保管をされている場合ならば問題ありませんが、無い場合には小物類は別途購入される必要が出てきます。

シミ・汚れがある場合には対応に時間がかかる

祝い着にカビ・虫害(虫食い)、何らかの汚れといったトラブルがあった場合、対処はプロに依頼することになります。呉服店・和装専門のクリーニング店等の専門業者に依頼をして、しみ抜き・染め直しといった対処をしてもらうのですが、近年では専門業者・職人の数が減っており、処理に時間がかかることも考えられます。古い着物を使う場合には早めに一度お着物の状態をチェックし、業者に依頼する場合には処理ができる期間等を確認しておくことも大切です。

家紋を入れ直す

男の子の祝い着には家紋を入れますが、昔のお着物ですと家紋が現在のご家庭のものと異なる可能性もございます。このような場合には、専門業者に依頼をして家紋の入れ直しをする必要があります。なお当社ではお祝い着(初着)の家紋入れ直しも承っておりますので、お困りの場合には是非ご相談ください。

 

おわりに

レンタル・購入・昔の着物の活用、それぞれにメリットとデメリットがありますね。ご家庭によってどれが一番合っているのかは違うものですから、一概に「これが一番良い」と言い切れるものでありません。ただいずれにしても共通しているのは、お早目の準備が大切であるということ。「もう少し後でいいか」と後回しになさったことで、準備が間に合わずに慌ててしまい、納得のいかない結果となったケースも多いようです。早め早めにご準備を整えておきましょう。

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プロフィール

吉原ひとし


着物ケア診断士 吉原ひとし

着物の染み抜きやお直しをする場合、加工内容や料金は検討がつかないと思います。お近くに専門店があれば安心ですがシミや汚れを見てもらったが、無理だと言われ諦めてしまう方が多いのです。遠方にお住まいの方はお電話又はメールでご相談いただければ、無料にてアドバイスさせていただきます。クリーニングやお直し以外でも着物の事ならお気軽にご連絡ください。

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